ケース別ガイド

特定技能の支援体制を決める

特定技能の採用では、支援義務、届出、申請、募集のどこを自社で持ち、どこを外部に任せるかを先に決める必要があります。このページでは、自社運用、登録支援機関、行政書士、紹介会社、送出機関の役割差を整理します。

Work Split

まず分けるべき業務

誰に任せるかを決める前に、業務そのものを分解します。

生活支援、定期面談、相談対応
定期届出、随時届出
在留資格申請の書類準備
候補者募集、紹介
現地送出機関との調整

Role Difference

自社運用、登録支援機関、行政書士の違い

最も混同しやすい3者の違いを、役割とメリット・デメリットで整理します。

自社運用

メリット

  • 現場に合わせて柔軟に動ける
  • ノウハウが社内に残る
  • 長期的には外注費を抑えやすい

デメリット

  • 多言語対応、記録管理、面談まで自社負担
  • 初回受入れで漏れやすい

登録支援機関

メリット

  • 生活支援や面談実務を委託しやすい
  • 多言語対応しやすい
  • 初回受入れの負荷を下げやすい

デメリット

  • 委託費が発生する
  • 委託しても会社の管理責任は残る

行政書士

メリット

  • 申請書類や入管手続きを整理しやすい
  • 複雑な申請で安心感がある

デメリット

  • 生活支援や面談運用は通常担わない
  • 支援義務の代行先とは別物

External

紹介会社、送出機関の役割

海外採用で登場しやすい外部企業は、支援義務の主体とは別です。

紹介会社

候補者募集や紹介を担います。支援義務や届出の主体ではありません。

送出機関

海外採用で現地調整を担うことがあります。国や二国間協定によって確認事項が増えます。

Fit

採用パターン別に向いている体制

国内切替、海外採用、技能実習移行で、向いている外部活用は変わります。

国内切替

自社運用か、行政書士併用が比較的組みやすいです。候補者募集より、変更申請と支援体制整理が中心になります。

海外採用

紹介会社、送出機関、登録支援機関の併用が増えやすいです。現地調整と来日後支援の両方が必要になります。

技能実習移行

募集業務は軽い一方で、特定技能移行後の支援義務立ち上げが必要です。登録支援機関を使うと運用立ち上げを整えやすいです。

Checklist

体制の決め方チェックリスト

最終判断に必要な社内確認事項です。

1

社内で多言語対応できるか

2

面談、記録、届出まで継続運用できるか

3

現場責任者と人事が連携できるか

4

海外採用で現地パートナーが必要か

5

支援費用を継続的に確保できるか

FAQ

よくある質問

初回受入れでは、生活支援や面談運用の負荷が読みにくいため、登録支援機関の活用は現実的です。ただし、委託しても会社の管理責任は残るので、丸投げ前提にはしない方が安全です。
実務上は役割を兼ねるケースもありますが、申請支援と生活支援は役割が別です。何をどこまで担うのかを契約段階で明確にする必要があります。
通常、紹介会社は募集や紹介が中心で、支援義務の主体ではありません。支援計画や生活支援を任せるなら、登録支援機関か自社運用の整理が必要です。

支援体制が決まったら、採用 how-to に戻る

役割分担が見えたら、採用パターンごとのページに戻って実務フローを進めます。