ケース別ガイド

ケース別ガイド

制度を選ぶ前に、自社がどんなポジションを埋めたいか、どこまで支援体制を持てるか、採用のリードタイムをどの程度許容できるかを整理します。このページでは全体像を押さえてから、採用したい人材タイプに合うガイドへ進みます。

Axes

最初に整理する3つの軸

制度名より先に決めること

1

現場人材か、専門職か

現場で作業に従事する人材が必要か、オフィスワークや専門業務を担う人材が必要か。この区分で候補になる在留資格が大きく変わります。現場人材なら特定技能、専門職なら技術・人文知識・国際業務(技人国)が中心です。

2

海外から採用するか、国内で採用するか

候補者が今どこにいるかで、手続きの流れとリードタイムが変わります。海外からの場合は在留資格認定証明書の取得から始まり、数か月の準備が必要です。国内在留者なら在留資格の変更手続きが主な論点です。

3

採用後の支援体制を自社で持てるか

特定技能1号では生活支援を含む10項目の義務的支援が求められます。自社で対応できない場合は登録支援機関に委託する選択肢があります。技人国には同等の義務はありませんが、届出義務や雇用管理の改善はすべての在留資格で共通です。

Guides

採用ガイド一覧

採用したい人材タイプから選んでください

Options

在留資格の選択肢

自社の状況から候補を絞る

特定技能 現場人材向け

介護、外食、製造、建設、農業など16分野の現場業務

技能試験合格 + 日本語N4以上が必要。1号は在留上限5年・義務的支援あり。2号は上限なし・家族帯同可。

特定技能の詳細 →
技人国 専門職向け

エンジニア、通訳、貿易事務、マーケティングなど

大学卒業または10年以上の実務経験が必要。単純作業は不可。業種の制限はない。

技人国の詳細 →
特定活動46号 留学生向け

日本の大学を卒業し、日本語を活用する業務に従事

日本語N1が必要。技人国では認められない飲食店接客や小売販売なども対象になる。

身分系

永住者、日本人の配偶者等、定住者

就労制限なし。職種・業務内容を問わず採用可能。追加の就労ビザは不要。

Costs

費用と支援義務の概要

在留資格と採用ルートで構成が変わる

費用の構成

採用費

人材紹介手数料、送出機関への費用(海外採用の場合)、求人広告費

在留資格手続き費

行政書士への申請代行費用、書類準備の社内コスト

受入れ後の支援費

登録支援機関への委託費(特定技能1号)、住居手配、生活支援のコスト

運用費

在留期間更新手続き、届出対応、定期面談などの継続コスト

全在留資格に共通する義務

  • 外国人雇用状況の届出(ハローワークへ。雇入れ・離職時に義務)
  • 労働関係法令の遵守(労基法、最低賃金法等は日本人と同様に適用)
  • 雇用管理の改善(厚生労働省の指針に基づく)

Timeline

スケジュール感

採用ルートごとの大まかな所要期間

海外から採用 3〜6か月

在留資格認定証明書の審査1〜3か月、ビザ申請・渡航準備2〜4週間、入国後の生活立ち上げ支援

留学生を採用 2〜4か月

在留資格変更許可申請の審査1〜2か月。卒業時期に依存するため逆算が必要。

国内中途採用 通常〜+2か月

在留資格変更が不要なら通常の採用プロセスと同等。変更が必要な場合は審査1〜2か月を追加。

審査期間は在留資格の種類や時期によって変動します。

FAQ

よくある質問

企業規模の要件はありません。ただし特定技能1号の場合は支援体制の確保が必要で、自社で対応できなければ登録支援機関に委託します。技人国の場合は事業の安定性・継続性が審査で見られます。
在留資格によって日本語要件が異なります。特定技能1号はN4以上が必要です。技術・人文知識・国際業務には日本語能力の法的要件はありませんが、業務遂行に必要な語学力は実質的に求められます。
採用ルート、在留資格、人材紹介会社の有無で大きく変わります。人材紹介手数料、在留資格申請の行政書士費用、特定技能の場合は支援委託費が主な項目です。
技能実習は技能移転を目的とした制度で、原則として転職ができません。特定技能は人手不足対応を目的とした就労資格で、同一分野内での転職が可能です。技能実習2号を修了すると、試験免除で特定技能1号に移行できます。
どんな人を採りたいかが決まっているなら、ケース別ガイドから入る方が早いです。制度名の違いを整理したい場合は在留資格一覧や比較ページが向いています。

制度の詳細を確認する

全体像を把握したら、在留資格の制度ページや比較ページで詳細を確認してください。